第一種と第二種衛生管理者の違い

資格全般

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会社から「衛生管理者の資格を取ってほしい」と言われたとき、まず迷うのが「第一種と第二種、どちらを受ければいいの?」という点ではないでしょうか。試験の名前は似ていても、対応できる業種や試験内容には明確な違いがあります。この記事では、第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の違いを中心に、どちらを選ぶべきかの判断基準から、学習の進め方、通信講座の選び方まで整理してお伝えします。


この記事でわかること

  • 第一種と第二種の業種・試験範囲の違い
  • どちらの資格を取るべきかの判断ポイント
  • 試験対策や通信講座選びの参考情報

本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。


衛生管理者とは?まず基本を押さえておこう

衛生管理者は、労働安全衛生法に基づく国家資格です。常時50人以上の労働者を使用する事業場では、業種に応じた衛生管理者を選任することが法律で義務付けられています。

衛生管理者の主な役割は以下のとおりです。

  • 職場の労働衛生に関する技術的な管理を行う
  • 労働者の健康障害を防止するための対策を講じる
  • 作業環境の改善や衛生教育を推進する
  • 健康診断の実施・管理をサポートする

試験は公益財団法人安全衛生技術試験協会が実施しており、全国7か所の安全衛生技術センターおよび東京・大阪試験場で年間を通じて複数回受験できます。受験の機会が多い点は、働きながら取得を目指す社会人にとって大きなメリットといえます。


第一種と第二種の違い|業種・試験範囲で比較

第一種と第二種の最も大きな違いは、選任できる業種の範囲試験で問われる内容です。

業種による違い

第一種衛生管理者は、有害業務を含むすべての業種で選任が可能です。建設業・製造業・医療業・林業・鉱業・農業など、いわゆる有害業務を伴う職場でも対応できます。

第二種衛生管理者は、有害業務を伴わない業種に限定されます。情報通信業・金融業・保険業・小売業・飲食業・教育機関などのオフィス系・サービス系業種が主な対象です。

試験科目の違い

項目 第一種衛生管理者 第二種衛生管理者
試験科目数 5科目 3科目
有害業務関連の出題 あり なし
試験時間 3時間 3時間
試験形式 5肢択一式(マークシート) 5肢択一式(マークシート)
合格基準 各科目40%以上・全体60%以上 各科目40%以上・全体60%以上
受験手数料 8,800円(2025年時点)(出典:公益財団法人安全衛生技術試験協会 公式サイト) 8,800円(2025年時点)(出典:公益財団法人安全衛生技術試験協会 公式サイト)
選任可能業種 全業種 有害業務なし業種のみ

第一種の試験では、有害業務に関する労働衛生および関係法令が加わるため、学習範囲が広くなります。一方で、第二種はこれらのテーマが出題されないため、比較的コンパクトな試験内容となっています。


どちらを選ぶべきか?判断の3つのポイント

どちらの資格を目指すかは、以下の3点から判断するとよいでしょう。

1. 勤務先の業種を確認する

最も重要な判断基準は、自分が働く業種です。製造業・建設業・医療業など有害業務が発生しうる職場であれば、第一種が必要です。IT企業・銀行・保険会社・小売店などのオフィス系業種であれば、第二種で要件を満たせる場合が多いです。

ただし、会社の規模によっては将来的な業種転換や部門異動の可能性もあります。勤務先の人事担当者に確認したうえで判断することをおすすめします。

2. 将来のキャリアプランを考える

将来的に製造業や医療分野での転職・異動を検討しているのであれば、最初から第一種を取得しておくほうが選択肢が広がります。第二種を取得した後に第一種を受験することも可能ですが、二度手間になる側面もあります。

3. 試験勉強にかけられる時間を見積もる

学習に充てられる時間も判断材料のひとつです。学習時間の目安については個人差が大きいため一概には言えませんが、第一種は第二種と比べて有害業務関連の科目が加わる分、準備に時間がかかる傾向があります。直近の試験状況を踏まえると、どちらも合格率は40〜50%台で推移しており(出典:公益財団法人安全衛生技術試験協会 公式発表)、計画的に取り組めば十分に対応できる試験です。


試験の合格率と難易度はどの程度か

直近の合格率は第一種が46.3%前後、第二種が49.8%前後となっています(出典:公益財団法人安全衛生技術試験協会 公式発表)。国家資格の中では取り組みやすい部類に入る試験です。

とはいえ、各科目で40%以上の得点が必要という「足切り基準」が設けられているため、特定の科目だけを集中して学習する方法は避けたほうがよいでしょう。苦手科目を作らないようにバランスよく対策することがポイントです。

また、2026年には労働安全衛生法関連の改正が予定されており、化学物質管理やストレスチェック制度に関する内容が衛生管理者の業務に関わってくる見込みです。受験前には最新の法改正情報を確認し、対応したテキストや講座を使用することをおすすめします。


独学か通信講座か?学習方法の選び方

衛生管理者試験は、過去問からの出題傾向が強いとされており、独学でも十分に対応できる試験です。ただし、「テキストを読んでもなかなか頭に入らない」「どこから手をつければいいかわからない」という方には、体系的に学べる通信講座が学習の助けになる傾向があります。

独学の場合

独学で進める場合は、次のような流れが一般的です。

  • テキストで全体像をつかむ(1〜2周)
  • 過去問を繰り返し解く
  • 間違えた箇所をテキストで確認する
  • スマホアプリを活用してスキマ時間に復習する

参考書として定評のある

📖 2026年度版 第1種衛生管理者過去8回本試験問題集
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を活用しながら、出題頻度の高いテーマを優先的に押さえていくとよいでしょう。

通信講座の場合

働きながら効率的に学びたい方には、映像講義とテキストが一体化した通信講座も選択肢として挙げられます。動画でいつでも視聴でき、スマートフォンでも学習を進めやすい環境が整っているサービスが増えてきました。

🎓 アガルート 衛生管理者講座
公式講座 / 詳細・受講料は公式サイトをご確認ください
講座ページを見る →
は、合格した場合に受講料全額返金(税抜)の特典を設けており、モチベーション維持の面でも注目を集めているサービスのひとつです。

🎓 オンスク 衛生管理者講座
公式講座 / 詳細・受講料は公式サイトをご確認ください
講座ページを見る →
は、月額制のサブスクリプション型で複数資格をまとめて学べるスタイルが特徴で、費用を抑えながら試験対策をしたい方に向いています。


通信講座の費用を比較する

代表的な通信講座の価格帯を比較すると、以下のようになります(価格はSCOUT調査時点の参考値です。最新情報は各社公式サイトでご確認ください)。

通信講座 第一種(税込) 第二種(税込) 特徴
ユーキャン 39,000円 39,000円 標準学習期間が設定され、初学者向けのサポートが充実
アガルート 29,480円 26,180円 合格で受講料全額返金(税抜)の特典あり
SAT 21,780円〜 17,380円〜 e-ラーニング形式でスマホ学習に対応
LEC 25,460円 16,300円 Webコースでコストを抑えやすい

費用は通信講座によってかなり幅があります。価格だけで選ぶのではなく、テキストの見やすさ・映像の視聴環境・サポート体制なども確認しながら、自分の学習スタイルに合うサービスを選んでみてください。

一般的な相場として、独学の場合の市販テキスト費用は2,000円〜5,000円程度が目安です(書籍の価格は変動しますので、購入前に最新価格をご確認ください)。通信講座と比べてコストを大きく抑えられる点がメリットです。


体験談:職場から背中を押されて受験した話

とある製造業に勤める方は、工場への異動を機に上司から第一種衛生管理者の取得を勧められたそうです。「最初は第一種と第二種の違いもよくわかっていなかった」と話していましたが、まず自社の業種を調べたところ有害業務が含まれる製造業に該当したため、第一種一択であることが判明。

学習方法としては、通勤時間を使って市販テキストを読み進め、夜は過去問を解くスタイルで対策を進めたとのこと。「有害業務の問題が多く、最初は苦労しましたが、過去問を繰り返すうちに出題のパターンが見えてきた」とのことでした。自分の職場で選任義務が生じる資格だからこそ、学ぶ内容が仕事に直結しているという実感が学習を進める上での参考になったようです。✏️


まとめ|次のアクションとして取り組んでほしいこと

第一種と第二種衛生管理者の違いを整理すると、以下のようになります。

  • 第一種:全業種に対応、有害業務関連の科目が試験に含まれる
  • 第二種:有害業務なし業種のみ対応、試験科目がコンパクト
  • どちらを受験するかは、勤務先の業種とキャリアプランで判断する
  • 試験は過去問中心の学習で対応できる傾向があり、足切りを避けるバランスのよい学習が重要

「どちらを受ければいいかわからない」という方は、まず自社の業種が有害業務に該当するかどうかを確認することから始めてみてください。それだけで受験する種別が自然と決まることがほとんどです。

学習の進め方については、市販テキスト+過去問の独学、または通信講座の活用という2つの選択肢から、自分のライフスタイルに合う方法を選んでみてください。試験機会が年間を通じて複数回あるため、無理のないスケジュールを立てやすい資格でもあります。早めに方向性を決めて、まずは第一歩を踏み出してみることをおすすめします。


免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定のサービスを推奨するものではありません。試験の合格率・受験手数料・通信講座の料金などは変更される場合があります。最新情報は公益財団法人安全衛生技術試験協会の公式サイトおよび各通信講座の公式サイトでご確認ください。本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。


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