日商簿記3級の勉強時間と学習スケジュール

会計・簿記

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「簿記3級を取りたいけれど、仕事をしながらどうやって勉強すればいいのか分からない」「どのくらいの期間が必要なの?」——そんな疑問を抱えている社会人の方は少なくないと思います。経理・財務職への転職やキャリアアップ、あるいは家計管理の知識を深めたいといった動機からチャレンジする方も年々増えている印象です。

この記事では、日商簿記3級の勉強時間の目安・学習スケジュールの考え方・通信講座の活用方法について、できるだけ具体的にお伝えします。


この記事でわかること

  1. 日商簿記3級に必要な勉強時間の目安と根拠
  2. 社会人向けの2〜3ヶ月学習スケジュールの組み立て方
  3. 独学・通信講座それぞれのメリットと選び方

本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。


日商簿記3級とはどんな試験か

日商簿記3級は、日本商工会議所が主催する簿記検定試験のうち、商業簿記の基礎を問う資格です。企業の経営活動を記録・計算・整理する技能が求められ、経理・財務担当者としての基礎知識の証明として広く活用されています(出典:日本商工会議所・各地商工会議所 公式サイト https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/)。

試験形式は以下のとおりです。

  • 試験時間:60分(2021年度から変更)
  • 問題数:3問構成
  • 合格基準:100点満点中70点以上
  • 受験方式:年3回の統一試験(2月・6月・11月)またはネット試験(全国のテストセンターで随時受験可能)

特に近年はネット試験が大幅に利用者数を増やしており、直近のデータでは2025年4月〜2026年3月の1年間で276,477名が受験しています(出典:日本商工会議所公式発表 https://www.kentei.ne.jp/50565)。自分のペースで受験日を設定できるネット試験は、スケジュールが読みにくい社会人にとって特に利便性が高い選択肢といえます。


日商簿記3級の合格率はどのくらい?

直近の合格率データは以下のとおりです(出典:日本商工会議所公式発表)。

受験方式 対象期間・回 受験者数 合格率
統一試験 第173回(2026年6月14日) 14,359名 33.8%
ネット試験 2025年4月〜2026年3月 276,477名 40.8%

統一試験の合格率は時期によって変動がありますが、30〜40%台で推移していることが多い傾向です。難関資格と比べると取り組みやすい試験ではあるものの、「準備なしで合格できる」という試験ではなく、体系的な学習計画が求められます。


日商簿記3級に必要な勉強時間の目安

簿記3級に必要な学習時間については、複数の受験対策機関が情報を公開しており、一般的には以下が参考値とされています(出典:TAC公式講座案内 https://www.tac-school.co.jp/kouza_boki/boki_sk_idx.html 、2025年版参照)。

  • 1日1時間の学習:約3〜5ヶ月程度
  • 1日2時間の学習:約2〜3ヶ月程度

ただし、これはあくまで参考値であり、簿記の学習経験の有無、数字への慣れ、使用する教材の質によって大きく異なります。

特に社会人の場合は、繁忙期・残業・家事育児などで学習時間が安定しにくい週もあるため、「毎週の学習ペースを維持できたとして何ヶ月かかるか」をベースに計画を立てるのが現実的です。試験日から逆算してスケジュールを組んでみてください。


社会人向け2〜3ヶ月学習スケジュールの考え方

ここでは、平日1〜1.5時間・土日に2〜3時間を確保できる社会人を想定したスケジュール例を紹介します。

フェーズ1:インプット期(最初の4〜5週間)

  • テキストを1章ずつ読み進め、各章末の例題を解く
  • 「仕訳」のルールをとにかく繰り返し手を動かして覚える
  • 概念が分からなくても先に進む(後半の過去問演習で意味が見えてくる)

仕訳は簿記3級の核心であり、配点も高い傾向があります。この段階で仕訳の感覚を身につけることが後半の効率を左右します。

フェーズ2:アウトプット期(中盤の3〜4週間)

  • テキストと並行して、問題集で演習量を積む
  • 間違えた問題は解説を読み込み、同じミスを繰り返さない工夫を
  • 試験の3問構成(仕訳・補助簿・財務諸表)を意識した問題演習

フェーズ3:直前対策期(試験2〜3週間前)

  • 過去問または模擬問題を60分で時間を計って解く
  • 解答スピードを上げる訓練と、苦手分野の集中対策
  • ネット試験を選ぶ場合はPC操作(仕訳の入力方式など)にも慣れておく

試験直前期は「新しいことを覚えようとしない」というのが定番のアドバイスです。既に学んだ知識を確実に得点に変える練習に集中するのがおすすめです。


独学 vs 通信講座:どちらを選ぶべきか

社会人が簿記3級を学ぶ際、「独学で十分か」「通信講座を使うべきか」は悩みどころのひとつです。

主要学習手段の比較

学習手段 費用目安 学習期間目安 向いている人
独学(テキスト+問題集) 3,000〜5,000円程度 3〜5ヶ月 自己管理が得意・費用を抑えたい
スタディング 19,800円(税込) 約2ヶ月(カリキュラム例) スマホ学習派・通勤時間活用したい
フォーサイト 32,800円(税込) 約2ヶ月(カリキュラム例) フルカラーテキストで視覚的に学びたい
ユーキャン 39,000円(税込) 標準4ヶ月 紙テキストでじっくり学びたい
オンスク 月額プラン形式 自由設定 コストを抑えてオンライン受講したい

(各社公式サイトより。費用・期間は変動する場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。)

比較表内に掲載したサービスのなかでも、

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は月額形式のためまとまった初期費用を抑えやすく、スキマ時間に少しずつ進めたい社会人の方にフィットしやすいサービスです。また、

🎓 クレアール 簿記講座
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は合格に必要な範囲に学習を絞る「非常識合格法」が特徴とされており、学習時間を効率的に使いたい方に一定の支持がある傾向があります。

独学でも合格を目指せる試験ではありますが、仕事と両立しながら学ぶ場合は、カリキュラムが組まれた通信講座を活用することで「何を学ぶか考える時間」を省けるメリットがあります。


スキマ時間を使った学習継続のコツ

社会人にとって最大の課題は、「まとまった学習時間が取れない」ことよりも「継続できないこと」にある場合が多いと感じます。

ここでは、継続しやすい環境づくりのポイントをまとめます。

  • スマートフォンアプリを活用する:通勤・昼休みの10〜15分でも仕訳問題を解く習慣がつくと積み上げが大きくなります
  • 学習ログを残す:手帳やアプリで「今日は◯問解いた」と記録すると達成感が生まれ、継続の支えになります
  • 完璧主義を手放す:「今日は20分しかできなかった」より「20分はできた」と捉えることが長期継続のコツです
  • 試験日を先に申し込む:特にネット試験は随時申込できるため、学習がある程度進んだ段階で「受験日を予約してしまう」のが有効です

ある利用者の方から聞いた話では、「勉強道具を出すのが面倒で手が止まっていたが、テキストを机の上に置きっぱなしにしたら自然と開くようになった」というシンプルな工夫が継続のきっかけになったとのことでした。環境を整えることの効果は、学習習慣の構築においても軽視できないポイントです。


おすすめ教材の選び方

テキスト・問題集は複数の出版社から良書が出ています。初学者の場合は以下の観点で選んでみてください。

  • フルカラーかどうか:視覚的にわかりやすいものを好む方はフルカラーテキストが向いています
  • 解説の丁寧さ:なぜその仕訳になるのかを丁寧に説明しているものが、独学では特に重要です
  • 問題集とセットかどうか:インプット用テキストとアウトプット用問題集がシリーズで揃っていると、解説の文体が統一されて学びやすい傾向があります

定番として選ばれる傾向にある書籍としては、

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などがあります。書店で実際に手に取り、自分にとって読みやすいかどうかを確認してから購入するのが安心です。


まとめ|次のアクションを決めよう

日商簿記3級は、社会人がコツコツ取り組める試験のひとつです。この記事の内容を参考に、まず以下のステップから動いてみてください。

  1. 受験方式を決める:ネット試験なら随時受験可能。まず試験内容と日程を確認する(日本商工会議所公式サイト https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/)
  2. 自分の学習スタイルを決める:独学か通信講座か、テキストや講座をいくつか比較してみる
  3. おおまかな試験日から逆算して学習計画を立てる:2〜3ヶ月後を目標に週単位でスケジュールを組む
  4. まず1日分だけ始めてみる:完璧な準備を整えてからではなく、今日の15分から動き出す

「いつか取ろう」と思いながら先延ばしになっていた方も、試験日をひとつ決めるだけで学習が動き始めることがあります。この記事が、その一歩を踏み出す参考になれば幸いです。


免責事項

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