CCNA 独学で取得する方法とおすすめ教材

IT・プログラミング

この記事でわかること

  • CCNAの試験概要と独学取得に必要な基礎知識
  • 社会人が独学でCCNAに合格するための学習ステップと期間の目安
  • おすすめ教材・学習ツールの比較と選び方のポイント

「ネットワークエンジニアに転職したい」「IT部門への異動を機に、スキルを証明できる資格を取りたい」。そう考えたときに、多くの人が最初に名前を挙げる資格のひとつがCCNAです。しかし、「独学でも本当に取れるのか」「どの教材から始めればいいのかわからない」と、最初の一歩を踏み出せずにいる社会人も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、CCNAの試験概要から独学の進め方、おすすめ教材の比較まで、社会人が効率よく学習を進めるための情報をまとめています。仕事と学習を両立させながら合格を目指したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


CCNAとはどんな資格?試験概要を押さえよう

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズが提供するネットワーク技術者向けの認定資格です。ネットワークの基礎知識から、IPアドレッシング、ルーティング、セキュリティ、自動化まで、幅広い分野をカバーしています。

2020年2月の大幅改定により、それまで複数に分かれていた試験が「200-301」として一本化されました(出典:シスコシステムズ公式サイト)。これにより、試験範囲は以前よりも広がった一方、受験のプロセス自体はシンプルになっています。

試験の基本情報

項目 内容
試験番号 200-301
試験方式 CBT(コンピューター試験)
試験時間 120分
問題数 約100問
合格基準 1,000点満点中825点以上(出典:it-career-lab.com)
受験料 約42,900円(税込)(出典:techdock.jp)
合格率 非公開(推定60%程度と言われています)
有効期限 3年間

受験料が約42,900円と高めに設定されているため、一度で合格を目指したいという気持ちが強くなるのは自然なことです。だからこそ、計画的な学習が大切になります。


独学でCCNAに合格できる?現実的な難易度を知ろう

「CCNAは独学で取れる資格なのか」という点は、多くの方が気になるポイントです。結論から言うと、独学での合格は十分に可能と言われています。ただし、ネットワークの基礎知識がない状態からスタートする場合は、多くの受験者から報告されているように、相応の学習時間と計画が必要になる傾向があります。

学習期間の目安

  • IT未経験者・ネットワーク知識ゼロの方:4〜6か月程度
  • IT関連業務の経験者・基礎知識がある方:2〜4か月程度
  • 現役ネットワークエンジニア:1〜2か月程度

上記はあくまで目安であり、1日に確保できる学習時間や理解度によって大きく異なります。社会人の場合、平日に1〜2時間、休日に3〜4時間を確保できると、スケジュールを組みやすい傾向があります。


独学で取得するための学習ステップ

「何から始めればいいかわからない」という状態を解消するために、学習の流れを段階的に整理してみます。

ステップ1:ネットワークの基礎を固める

CCNAの学習を始める前に、まずIPアドレスの仕組みやOSIモデル、TCP/IPといった基本概念を理解しておくことが大切です。「ネットワーク入門」系の書籍や無料動画コンテンツを活用して、土台を作るところから始めてみてください。

ステップ2:CCNAの出題範囲をマッピングする

シスコシステムズの公式サイトでは、試験の出題範囲(Exam Topics)を無料で確認できます。学習計画を立てる際に、どの分野にどの程度の比重を置くかを把握しておくと、学習の優先順位が明確になります。

ステップ3:テキストで体系的にインプットする

出題範囲を把握したら、メインテキストを1冊決めて通読します。CCNAはカバー範囲が広いため、浅く広く理解するフェーズと、重要分野を深掘りするフェーズに分けて進めると効率的と言われています。

ステップ4:問題集で定着度を確認する

テキストを一通り読んだ後は、問題集を使ってアウトプットの練習を始めましょう。間違えた問題はテキストに戻って復習し、理解を定着させるサイクルを繰り返すことが合格への近道です。

ステップ5:シミュレーターで実機操作を体感する

CCNAでは、ルーターやスイッチの設定に関する問題も出題される傾向があります。シスコが無料で提供している「Cisco Packet Tracer」などのシミュレーターを活用して、実際のコマンド操作に慣れておくと実践力が高まります。


おすすめ教材・学習ツールの比較

独学で学習する際に特に注目されている教材・ツールをまとめました。自分の学習スタイルや知識レベルに合わせて選んでみてください。

教材・ツール比較表

教材・ツール名 種類 特徴 費用目安 向いている人
シスコ技術者認定教科書 図解でスッキリ! パッとわかるCCNAの授業 書籍 公式出版。内容が網羅的で信頼性が高い 約6,000〜8,000円 体系的に学びたい方
徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応 書籍 国内受験者に広く使われている定番テキスト 約3,000〜5,000円 日本語でわかりやすく学びたい方
Udemy(動画講座) 動画 動画で視覚的に学べる。セール時に格安で購入可能 約1,500〜30,000円 読書より動画が好きな方
Cisco Packet Tracer シミュレーター シスコ公式の無料ネットワーク演習ツール 無料 実機操作を練習したい方
通信講座(各社) 講座 体系的なカリキュラムと質問サポートあり 約50,000〜100,000円 サポートを受けながら学びたい方
Ping-t(Web問題集) Web問題集 問題数が豊富で解説が充実。スマホ対応 無料〜有料プランあり スキマ時間に問題演習したい方

比較表で紹介した書籍:

📖 シスコ技術者認定教科書 図解でスッキリ! パッとわかるCCNAの授業
林口 裕志 / 翔泳社
2,420円 / 楽天ブックス / ★5.0(1件)
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📖 徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
株式会社 ソキウス・ジャパン / インプレス
3,828円 / 楽天ブックス / ★4.33(6件)
商品ページを見る →

独学の場合は、書籍1冊+問題集+シミュレーターの組み合わせがコストパフォーマンスの面で選ばれやすい傾向があります。


社会人が独学を続けるための工夫

仕事をしながら学習を続けることは、モチベーションの維持という点でもひとつのチャレンジです。実際にCCNA取得を目指した社会人の体験談を聞いていると、「試験日を先に予約してしまった」という声が多く聞かれます。受験日を確定させることで、学習に締め切りが生まれ、ペース感をつかみやすくなるようです。

また、「通勤電車の中でPing-tのWeb問題集を解く」「昼休みの10分で前日の復習をする」といったスキマ時間の活用も、継続する上で効果的と言われています。完璧な環境でまとまった時間を確保しようとするよりも、小さな学習習慣を積み重ねることを優先してみてください。


独学と通信講座、どちらが向いているか?

最終的に独学で進めるか、通信講座を利用するかは、自身の学習スタイルやサポートの必要性によって変わってきます。以下を参考に判断してみてください。

独学が向いている方

  • 自己管理が得意で、計画通りに学習を進められる
  • 書籍や動画コンテンツを活用して理解を深められる
  • コストを抑えて資格取得を目指したい

通信講座が向いている方

  • 疑問点をすぐに質問できる環境が欲しい
  • カリキュラムに沿って学習を進めたい
  • 独学では継続が難しいと感じている

通信講座の価格帯は約50,000〜100,000円と幅がありますが、体系的なサポートを受けられる点を考慮すると、IT未経験の方にとっては有力な選択肢のひとつになるケースもあります。


まとめ:CCNAの独学はステップを踏めば十分目指せる

CCNAは、ネットワークエンジニアとしてのキャリアを築く上で広く認知されている資格です。2020年の試験改定により範囲は広がりましたが、適切な教材と学習計画を組み合わせることで、独学での合格を目指すことは十分に可能と言われています。

まずは以下のアクションから始めてみてください。

  1. シスコ公式サイトで最新の試験範囲(Exam Topics)を確認する
  2. 自分の知識レベルに合ったテキストを1冊選ぶ
  3. Cisco Packet Tracerを無料でインストールして操作感に触れる
  4. 試験日を仮決めしてスケジュールを逆算する

小さな一歩から始めることが、CCNAへの最短ルートです。


免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定のサービスを推奨するものではありません。試験の詳細・最新情報は、必ずシスコシステムズ公式サイトおよび各試験機関の公式情報をご確認ください。受験料・合格基準等は変更される場合があります。本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。