証券外務員一種と二種の違いと選び方

資格全般

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この記事でわかること
– 証券外務員一種と二種の試験内容・取り扱い範囲の違い
– キャリア目標に合わせた資格の選び方
– 効率的な学習方法と通信講座の比較

本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。

金融業界への転職やキャリアアップを考えていると、「証券外務員資格を取ったほうがいい」という話を耳にする機会は多いと思います。ただ、いざ調べてみると「一種と二種、どちらを選べばいいの?」と迷ってしまう方も少なくないはずです。

この記事では、証券外務員一種・二種の具体的な違いから、あなたのキャリアに合った資格の選び方、試験対策の進め方まで整理してお伝えします。


証券外務員資格とは?まず基本をおさえよう

証券外務員資格は、金融商品の販売・勧誘業務を行うために必要な国家資格に準じた資格です。日本証券業協会が試験を実施しており、証券会社・銀行・保険会社などで金融商品を顧客に案内するすべての業務担当者が取得を求められます。

資格試験はCBT(Computer Based Testing)方式で行われており、全国各地のテストセンターでほぼ毎日受験できます。試験日程が柔軟に組めるため、働きながら学習を進める社会人にも取り組みやすい設計になっています。

なお、試験に合格しただけでは外務員として活動することはできません。日本証券業協会の協会員となっている金融機関等に所属し、金融庁への外務員登録を行うことが必要です(出典:日本証券業協会公式サイト)。資格取得後の登録要件も頭に入れておきましょう。


一種と二種の違い|取り扱える金融商品の範囲で決まる

一種と二種の最大の違いは、取り扱うことができる金融商品の範囲です。

項目 二種外務員 一種外務員
株式(現物)
債券(公社債)
投資信託
信用取引 ×
先物取引 ×
オプション取引 ×
デリバティブ全般 ×
試験時間 2時間 2時間40分
問題数 70問 100問
合格ライン 210点以上/300点満点 308点以上/440点満点
合格率(2025年度・一般) 68.1% 73.1%
受験料 12,169円(税込) 12,169円(税込)

(出典:日本証券業協会公式サイト「証券外務員資格について」)

二種は株式・債券・投資信託といった現物取引が中心で、信用取引やデリバティブ取引は扱えません。一方、一種は二種の業務範囲をすべてカバーしたうえで、信用取引・先物取引・オプション取引など、よりリスクの高い金融商品も取り扱えます。

資格のランクとしては一種のほうが上位に位置しており、二種を持っていない状態でも一種を直接受験することができます。


キャリア目標に合わせた選び方

どちらを取得すべきかは、現在の業務内容と将来のキャリア目標によって変わってきます。

二種を選ぶのが向いている方

  • 銀行・保険会社の窓口担当として、投資信託や債券を中心に案内する業務を担当する予定の方
  • まず資格を取得してから徐々にステップアップしたい方
  • 金融業界未経験で、基礎的な知識から積み上げたい方

二種は出題範囲がコンパクトにまとまっており、金融知識がある程度身についてから応用に進む、という学習の流れがつくりやすい傾向があります。現職での業務が現物取引のみであれば、二種の取得だけで業務上の要件を満たすケースも多くあります。

一種を選ぶのが向いている方

  • 証券会社に就職・転職を目指しており、幅広い金融商品を扱う業務を想定している方
  • 将来的にデリバティブや信用取引の提案業務に携わりたい方
  • 二種をすでに保有しており、スキルアップを図りたい方
  • 効率よく上位資格を取得したい方

金融業界でのキャリアを長期的に考えるなら、最初から一種の取得を視野に入れておくことも一つの選択肢です。一種は問題数が多く試験範囲が広い分、学習に要する時間は長くなりますが、取得できれば業務の幅が大きく広がります。

ちなみに、筆者の知人で証券会社に内定した方は「どうせ一種まで取らないといけないなら、はじめから一種を受けたほうが効率的だった」と話していました。入社後に二種取得後、数ヶ月以内に一種も求められる職場環境は少なくないようです。


試験の難易度と学習期間の目安

合格率は2025年度の公式データによると、一種が73.1%、二種が68.1%です(出典:日本証券業協会公式サイト)。合格率だけを見ると取り組みやすそうな印象を受けますが、試験問題は専門用語が多く、計算問題も出題されるため、体系的な学習なしに合格することは難しい傾向があります。

学習時間については、金融知識や業務経験によって個人差があります。一般的に一種のほうが二種よりも広い出題範囲をカバーする必要があり、より長い学習期間が求められる試験です。なお、具体的な学習時間の目安については各通信講座の公式サイト(スタディング・TAC等)でも参考情報が公開されていますので、あわせてご確認ください。

学習を始める際は、まず試験日を仮で設定し、そこから逆算して週ごとの学習計画を立てることをおすすめします。CBT方式のため、自分のペースに合わせて受験日を柔軟に調整できるのは大きなメリットです。


独学と通信講座、どちらを選ぶか

証券外務員試験は独学でも取り組める試験ですが、専門用語の多さや計算問題の対策を考えると、通信講座を活用するとスムーズに学習が進みやすい傾向があります。

主要通信講座の比較

サービス名 二種コース 一種コース セットコース
スタディング 9,700円(税込) 8,900円(税込) 16,800円(税込)
TAC 30,000円(税込) 15,000円(税込) 40,000円(税込)
TACモバイル講座 9,000円(税込)(二種・一種対応)
シグマ個人投資家スクール 8,250円〜(税込)(一種・二種最短合格コース)
オンスク サブスク形式で多資格を学べる 同左 同左

(上記価格はSCOUT情報をもとにした参考値です。最新料金は各公式サイトでご確認ください。)

コストを抑えたい方にはスタディングやシグマ個人投資家スクールが選ばれている傾向があります。オンスクはサブスクリプション形式のため、複数の資格を並行して学習したい方に向いています。

🎓 オンスク 証券外務員講座
公式講座 / 詳細・受講料は公式サイトをご確認ください
講座ページを見る →

一種・二種のどちらを受けるか迷っている段階であれば、セットコースを検討してみてください。どちらも学んでから受験順序を決める、という方法もあります。

🎓 shikaku_taisaku 証券外務員講座
公式講座 / 詳細・受講料は公式サイトをご確認ください
講座ページを見る →

参考テキストとして、市販の学習書籍を組み合わせる方も多くいます。

📖 うかる! 証券外務員一種 必修問題集 2025-2026年版
フィナンシャルバンクインスティチュート / 日経BP 日本経済新聞出版
2,530円 / 楽天ブックス / ★4.0(2件)
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学習を進めるうえでの3つのポイント

1. 計算問題を後回しにしない

証券外務員試験では、各種利回り計算・信用取引の委託保証金計算・オプション取引の損益計算など、計算問題が一定数出題されます。○✕問題で点数を稼ごうとする方が多いですが、計算問題は配点が大きい傾向があるため、早い段階から取り組むことをおすすめします。

2. 制度改正・法改正の動向を確認する

金融商品取引に関連する法令や規則は改正されることがあります。学習を始める前に、日本証券業協会の公式サイト(https://www.jsda.or.jp/)で最新の出題範囲や試験基準日を確認するようにしてください。古い教材をそのまま使うと、改正後の内容が反映されていない可能性があります。

3. 過去問演習を繰り返す

試験の出題パターンは一定程度傾向があるため、演習を繰り返すことで解答精度が上がりやすくなります。正答できた問題も含めて、なぜ正解・不正解なのかを確認する習慣をつけると、知識の定着に役立ちます。


合格後のキャリアと外務員登録

試験に合格した後は、所属する金融機関を通じて金融庁への外務員登録手続きが必要です。登録が完了して初めて、外務員として顧客への金融商品の案内・勧誘業務が可能になります。

試験合格はあくまでも「業務を行うための入口」と捉えると良いでしょう。資格取得後も、最新の法令知識やマーケット動向を継続的にアップデートしていく姿勢が金融業界では求められます。

証券外務員一種を持っていることで、求職活動の際に書類選考で評価されやすくなる可能性があります。特に証券会社や資産運用会社への転職を考えている方にとっては、取得を検討してみる価値のある資格のひとつです。


まとめ|自分のキャリア目標から逆算して選ぼう

証券外務員一種・二種の選び方を整理すると、以下のようになります。

  • 現物取引中心の業務(銀行・保険窓口等) → 二種で業務要件を満たすケースが多い
  • 証券会社でのキャリアや幅広い商品知識 → 一種を目指す方向で計画を立てるのが向いている
  • 将来的にどちらも必要になる見込み → 最初からセットコースで学ぶ方法も検討してみてください

CBT方式で受験日を柔軟に設定できる試験なので、「まず申し込んで、そこから学習計画を組む」というアプローチも有効です。通信講座や市販テキストを活用しながら、ぜひ自分のペースで合格を目指してみてください。


免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定のサービスを推奨するものではありません。試験の詳細情報・出題範囲・受験料等は変更される場合があります。受験前には必ず日本証券業協会公式サイト(https://www.jsda.or.jp/)で最新情報をご確認ください。通信講座の価格は参考値であり、最新料金は各社公式サイトをご確認ください。本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。


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