※本記事は広告・PRを含み、アフィリエイトリンクが含まれる場合があります。商品の紹介は執筆者の見解に基づいています。
金融業界への就職・転職や業務上の必要から、証券外務員試験の受験を検討している方の中には、「計算問題が難しそうで不安」「どの公式を覚えればいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
証券外務員試験は、CBT方式(コンピューター試験)で実施される資格試験であり、計算問題の配点ウエイトが比較的高い傾向があります。そのため、計算問題への対策を後回しにしてしまうと、知識問題で点数を稼いでも合格基準の70%に届かないケースも出てきます。
この記事では、証券外務員試験(主に二種)の計算問題に焦点を当て、出題パターン・計算式の考え方・効果的な対策方法をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 証券外務員試験の計算問題の出題傾向と主要テーマ
- 株式・債券・信用取引・投資信託それぞれの計算式の考え方
- 計算問題を効率よく学ぶための対策ステップと教材の選び方
本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。
証券外務員試験における計算問題の位置づけ
まず、試験の基本情報を整理しておきましょう。証券外務員試験は日本証券業協会が実施する資格試験で、二種と一種に分かれています。
試験の基本スペックは以下の通りです(出典:日本証券業協会公式サイト)。
| 区分 | 試験時間 | 出題数 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 二種外務員 | 120分 | 70問(〇×50問・五肢選択20問) | 70%以上 |
| 一種外務員 | 160分 | 100問(〇×70問・五肢選択30問) | 70%以上 |
二種・一種ともに合格基準は70%以上の得点とされており、配点の高い五肢選択問題には計算問題が多く含まれる傾向があります。知識問題(〇×)だけで得点を積み上げようとすると、五肢選択で大きく崩れるリスクがあるため、計算問題への対策は合格を目指すうえで欠かせません。
なお、試験はCBT方式(プロメトリック)で随時受験できる形式を採用しており、試験日のスケジュール管理がしやすい点も特徴のひとつです。
頻出の計算問題カテゴリーを把握する
証券外務員試験(二種)の計算問題は、大きく以下の4つのカテゴリーに分類されます。
- 株式関連の計算(PER・PBR・配当利回りなど)
- 債券関連の計算(利回り計算・複利計算など)
- 信用取引の計算(委託保証金・保証金維持率など)
- 投資信託の計算(基準価額・分配金利回りなど)
これらの中で特に多くの受験者が苦手意識を持ちやすいのが「債券の利回り計算」と「信用取引の委託保証金計算」です。公式を丸暗記しようとすると混乱しやすいため、式の意味をひとつずつ理解することが対策の出発点になります。
株式関連の計算問題:公式の意味から理解する
株式関連の計算問題では、投資判断に使われる指標を求める問題が頻出です。代表的なものを整理します。
配当利回り
配当利回り(%)=(1株あたり配当金 ÷ 株価)× 100
たとえば、株価が1,000円で1株あたりの配当金が20円であれば、配当利回りは2.0%となります。「株価に対してどれだけ配当が返ってくるか」という比率を表しているため、分子が配当金・分母が株価という構造を理解しておくと混乱しにくくなります。
PER(株価収益率)
PER(倍)= 株価 ÷ 1株あたり純利益(EPS)
PBR(株価純資産倍率)
PBR(倍)= 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
PERとPBRは、問題文の中で「どちらを求めるのか」を慎重に読む必要があります。問題の言葉の定義に注目する習慣をつけておくと、読み間違いによるミスを減らすことができます。
債券関連の計算問題:利回り計算の考え方
債券の利回り計算は、多くの受験者が壁を感じるテーマです。試験では主に「直接利回り」「応募者利回り」「最終利回り」などが問われます。
直接利回り
直接利回り(%)=(表面利率 ÷ 購入価格)× 100
額面価格100円の債券を98円で購入し、表面利率が年2%であれば、直接利回りは「2 ÷ 98 × 100 ≒ 2.04%」となります。
最終利回り(単利)
最終利回り(%)={表面利率 +((額面価格 − 購入価格)÷ 残存年数)}÷ 購入価格 × 100
この公式は、利息収入に加えて「購入価格と償還価格の差額を年割りした分」を含めた利回りを表しています。
「なぜこの式になるのか」を理解するポイントは、利息収入(毎年)+ 価格差益(年割り)を、投資元本(購入価格)で割るという構造を把握することです。公式を構造として捉えると、ど忘れした際にも自分で組み立て直しやすくなります。
たとえば、残存年数5年、額面100円の債券を97円で購入し、表面利率が1.5%のケースでは:
- 年間利息:1.5円
- 価格差益の年割り:(100 − 97)÷ 5 = 0.6円
- 合計:(1.5 + 0.6)÷ 97 × 100 ≒ 2.16%
このようなプロセスを手で追うことが、計算問題攻略の基本姿勢です。
信用取引の計算問題:委託保証金と維持率の仕組み
信用取引に関する計算問題は、制度の仕組みを理解していないとどの数値をどこに当てはめるかが分からなくなりやすい分野です。
委託保証金の計算
信用取引を行う際、投資家は証券会社に委託保証金を差し入れる必要があります。委託保証金率は法令で定められており、建玉の金額に対して一定の割合が求められます(出典:金融商品取引法・日本証券業協会規則)。
試験では「委託保証金として最低いくら必要か」や「追加保証金(追証)はいくらか」を計算させる問題が出題されます。
保証金維持率
保証金維持率(%)= 現在の保証金評価額 ÷ 建玉の時価評価額 × 100
株価が下落して建玉の評価損が拡大すると保証金評価額が減少し、維持率が低下します。規定の維持率を下回ると追証が発生するという仕組みを数値で追いながら理解しておくと、応用問題にも対応しやすくなります。
投資信託の計算問題:基準価額と分配金利回り
投資信託に関する計算問題では、主に以下のテーマが問われます。
- 基準価額の算出:純資産総額 ÷ 受益権口数
- 分配金利回り:年間分配金合計 ÷ 基準価額 × 100
- トータルリターン:値上がり益と分配金の合計を考慮した収益率
基準価額の計算は比較的シンプルですが、問題によっては信託報酬を差し引いた後の数値を使うよう誘導されることもあります。問題文に含まれるすべての情報を丁寧に読む習慣をつけておくことが大切です。
計算問題の対策ステップ:学習の進め方
計算問題を効率よく攻略するための学習の流れを整理します。
ステップ1:公式の「意味」を理解する
公式をただ暗記するのではなく、「なぜこの式で求められるのか」を言葉で説明できるレベルまで理解してみてください。理解ベースで覚えると応用問題にも対応しやすくなります。
ステップ2:例題を手書きで解く
初学者のうちは、問題を見て式を当てはめるだけでなく、計算過程を紙に書き出しながら解く練習をするとよいでしょう。手を動かすことで式の流れが身につきます。
ステップ3:問題集・模擬試験で繰り返し演習する
日本証券業協会は公式の過去問を公開していないため、市販の問題集や通信講座の模擬試験を繰り返し活用することが対策の中心になります。
問題を解いたあとに「なぜこの答えになるのか」を言語化する習慣をつけると、理解の定着が進む傾向があります。
ステップ4:苦手パターンを記録・集中的に対処する
間違えた問題をノートやメモアプリで記録し、試験直前に集中的に見直す方法は、計算問題の対策として取り入れやすいアプローチです。
教材・通信講座の活用:独学と講座の比較
証券外務員試験の計算問題対策には、教材・講座の選び方も重要な要素です。以下に主な選択肢を比較してみます。
| 学習方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 市販テキスト+問題集 | コストを抑えやすい。自分のペースで進められる | 時間を確保でき、独力で進められる方 |
| 通信講座(動画あり) | 計算問題の解説動画で視覚的に理解できる | 仕事が忙しくスキマ時間に学びたい社会人 |
| 問題集メインの独学 | 演習量を重視。繰り返しに強い | ある程度の基礎知識がある方 |
テキストとしては、計算問題の解説が丁寧なものを選ぶことをおすすめします。
📖 うかる!証券外務員二種 必修問題集 に関連する書籍
楽天ブックスで検索 →
は定番として選ばれる傾向があります。また、計算問題の解き方を動画で丁寧に解説してくれる通信講座も、社会人の受験者に利用されるサービスのひとつです。
通信講座を検討している方には、スキマ時間を活用した動画学習が可能なサービスが利用しやすいでしょう。
🎓 オンスク 証券外務員講座
公式講座 / 詳細・受講料は公式サイトをご確認ください
講座ページを見る →
は手頃な受講料で学習を進められるサービスとして知られており、計算問題の演習にも対応しています。🎓 shikaku_taisaku 証券外務員講座
公式講座 / 詳細・受講料は公式サイトをご確認ください
講座ページを見る →
も受験者向けの教材・解説コンテンツを提供しており、計算問題の解き方を段階的に学びたい方の参考になるでしょう。
体験ベースのエピソード:計算問題でつまずいた私が実践したこと
実際に証券外務員二種を受験した方の声として、「最初は債券の利回り計算が全くわからなかった」というケースはよく聞かれます。ある受験者の方は、問題集の解説を読んでも式の意味が理解できず、一度学習を中断してしまったそうです。
転機になったのは、「公式を暗記しようとするのをやめ、なぜこの計算式になるのかを図に書いて整理した」ことだったといいます。債券の最終利回りであれば、「毎年もらえる利息収入」と「満期まで保有することで得られる価格差益の年割り分」という2つの要素を分けて考え、それを購入価格で割るという流れを図示してから、ようやく式が腑に落ちたと話していました。
計算問題は「苦手」と決めつけてしまいがちですが、仕組みを理解してから演習を重ねることで、少しずつ解けるようになる方が多い傾向があります。ぜひ焦らず、一問ずつ丁寧に取り組んでみてください。
まとめ:次のアクション
証券外務員試験の計算問題を攻略するうえで大切なのは、以下の3点です。
- 公式の「意味」から理解すること(丸暗記では応用が利かない)
- 手を動かして繰り返し演習すること(プロセスを追うことで定着する)
- 苦手パターンを記録して集中的に復習すること(試験直前の確認にも有効)
まずは自分がどのカテゴリーの計算問題でつまずいているかを把握するところから始めてみてください。テキストや問題集、通信講座をうまく組み合わせながら、自分のペースで学習を進めていきましょう。
📖 うかる!証券外務員二種 必修テキスト に関連する書籍
楽天ブックスで検索 →
も合わせて活用することで、知識問題と計算問題の両方をバランスよく対策できます。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定のサービスを推奨するものではありません。試験制度・出題内容・合格基準等は変更される場合がありますので、受験前に日本証券業協会の公式サイトでご確認ください。本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。リンク経由で購入しても読者に追加費用は発生しません。

