クラウド系資格(AWS・Azure・GCP)の選び方

IT・プログラミング

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この記事でわかること

  • AWS・Azure・GCPそれぞれの資格体系と特徴の違い
  • 自分のキャリアや職場環境に合ったクラウド資格の選び方
  • 学習方法・費用・有効期限など、受験前に確認すべき基本情報

本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。


クラウド系資格の取得を検討しているものの、「AWS・Azure・GCPのどれを選べばいいかわからない」と感じている方は多いのではないでしょうか。3つのプラットフォームはそれぞれ異なる強みを持ち、資格体系や試験制度も異なります。この記事では、社会人が資格選びで迷わないよう、各クラウド資格の特徴と選び方のポイントを整理してお伝えします。


そもそもクラウド系資格はなぜ注目されているのか

デジタル化・クラウド化が多くの業界で加速するなかで、クラウドプラットフォームを扱えるエンジニアやIT担当者の需要は高まっています。クラウド系資格を取得することで、スキルを体系的に整理できるだけでなく、転職・昇進・プロジェクトアサインのうえでも評価材料になる傾向があります。

また、クラウド系資格は資格そのものが実務的な知識と結びついているケースが多く、「勉強した内容がそのまま業務で使える」という声も聞かれます。資格取得を通じて体系的な知識を身につけたいという方にとっても、学び直しの入口として取り組みやすい分野といえます。


AWS・Azure・GCPの特徴と資格体系を整理する

AWS(Amazon Web Services)

AWSはクラウド市場のなかでも国内企業での導入実績が多く、エンジニア採用においてもAWS関連スキルへのニーズが高い傾向があります。資格体系は以下の4つのカテゴリに整理されています(2026年6月時点、計12種類)。

  • Foundational(基礎):AWS Cloud Practitionerなど
  • Associate(アソシエイト):ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsなど
  • Professional(プロフェッショナル):上位資格
  • Specialty(専門知識):セキュリティ、機械学習、ネットワーキングなど

有効期間は3年間で、2026年6月23日以降は再受験に加えて、「AWS Skill Builder」上のトレーニングとハンズオンラボを完了することで認定を1年間延長する新しい方法も導入されました(AWS公式発表より)。さらに、2025年下旬にはAI・機械学習分野での資格再編(Machine Learning – Specialtyの廃止、Generative AI Developer – Professionalの新設など)が発表されており、受験前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

Azure(Microsoft Azure)

MicrosoftのクラウドサービスであるAzureの資格は、Fundamentals・Associate・Expert・Specialtyの4階層で構成されています。Microsoft 365などのツールとの親和性が高く、社内システムがMicrosoft環境に統一されている企業では特に注目されています。

Fundamentalsレベルの資格(AZ-900など)は有効期限がなく永続的に有効なのが特徴です。一方、AssociateおよびExpertレベルは取得から1年後に更新が必要ですが、Microsoft Learn上の無料オンライン評価で完了できます(Microsoft公式情報より)。

2026年には複数の資格が廃止・再編されており、たとえばAZ-204(Azure Developer Associate)が2026年7月31日に廃止され、後継としてAI-200(Azure AI Cloud Developer Associate)が推奨されるなど、AI特化への移行が進んでいます。

GCP(Google Cloud Platform)

Google Cloudの資格は、Foundational・Associate・Professionalの3レベルで計14種類が提供されています(2026年6月時点)。AI・機械学習やデータ分析分野でのGoogle Cloudの強みが注目されており、データエンジニアやMLエンジニアを目指す方に選ばれることが多い傾向があります。

有効期限はFoundational・Associateが3年間、Professionalが2年間です。また、一部資格(Cloud Digital Leader、Associate Cloud Engineer、Professional Cloud Architect、Professional Data Engineerなど)については、2026年7月から更新が無料になることが発表されています(Google Cloud公式より)。


AWS・Azure・GCPの資格費用と有効期限の比較

以下に、各プロバイダーの主要資格の費用と有効期限を整理した比較表を掲載します。

プロバイダー レベル 代表的な資格 受験費用 有効期限
AWS Foundational Cloud Practitioner 100 USD 3年
AWS Associate Solutions Architect等 150 USD 3年
AWS Professional / Specialty SAP、DOP等 300 USD 3年
Azure Fundamentals AZ-900等 約12,500円(税抜) 永続
Azure Associate / Expert AZ-104等 約21,103円(税抜) 1年(無料更新)
GCP Foundational Cloud Digital Leader 99 USD(税別) 3年
GCP Associate Cloud Engineer 125 USD(税別) 3年
GCP Professional Cloud Architect等 200 USD(税別) 2年

※費用・有効期限は各プロバイダー公式サイトの情報をもとに構成しています。為替や税制変更により変動する場合があるため、受験申込前に必ず公式サイトをご確認ください。


自分のキャリアや職場環境に合わせた選び方のポイント

「どの資格を取るか」は、自分のキャリア目標や現在の職場環境によって大きく変わります。以下のような視点で考えてみてください。

AWS資格が向いている方
– インフラエンジニア・クラウドエンジニアとして転職・キャリアアップを目指している方
– 現在の職場やプロジェクトでAWSを扱っている、もしくは扱う予定がある方
– 国内でのクラウド案件の多様さを活かしたい方

Azure資格が向いている方
– 社内システムがMicrosoft環境(Office 365、Teams等)で統一されている方
– 情報システム部門・社内SEとしてキャリアを積んでいる方
– Fundamentalsなど有効期限のない資格から着実に学びたい方

GCP資格が向いている方
– データ分析・機械学習・AI開発に携わっている、または興味がある方
– データエンジニアやMLエンジニアとしてのキャリアを視野に入れている方
– Google Workspace環境で働いている方

「どこから始めればよいかわからない」という方は、まず自分の職場でどのクラウドが使われているかを確認してみてください。実務と直結した資格を選ぶことで、学習内容がすぐに業務に活かせる場面が増えます。


学習リソースと勉強の進め方

各プロバイダーは公式の学習プラットフォームを用意しています。以下のリソースを活用することで、費用を抑えながら学習を進めることができます。

主な公式学習プラットフォーム

  • AWS Skill Builder(https://skillbuilder.aws/):無料のデジタルトレーニングや試験準備コース、ハンズオンラボが充実しています。
  • Microsoft Learn(https://learn.microsoft.com/):Azure試験対応の学習パスが整備されており、無料アカウントで実機演習も可能です。
  • Google Cloud Skills Boost(https://www.cloudskillsboost.google/):Google Cloudの公式学習パスや模擬試験、ハンズオンラボを利用できます。

ハンズオン演習を重視する

クラウド資格は、サービスの概念や設計パターンを問う問題が多く含まれます。AWSの無料枠(Free Tier)やAzure・Google Cloudの無料アカウントを活用して、実際にサービスを操作・構築する経験を積むことが、学習内容の理解を深めるうえで効果的とされています。特にAssociateレベル以上を目指す方には、ハンズオン演習との組み合わせが推奨されています。

参考書や体系的な講座を活用したい方には、

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資格取得に向けた学習スケジュールの考え方

学習にかかる時間は、ITの基礎知識や実務経験の有無によって大きく異なります。各試験の目安として、以下の傾向が見られます(※個人差があります。以下は参考情報であり、特定の出典による正確な数値ではありません。あくまで学習計画を立てる際の参考としてご活用ください)。

  • 入門レベル(Cloud Practitioner、AZ-900、Cloud Digital Leaderなど):ITの基礎知識がある方であれば、数週間から1か月程度で試験準備を進める方が多い傾向があります。
  • Associateレベル(Solutions Architect Associate等):実務経験やITの下地によって幅がありますが、入門レベルより一定の期間を確保することが一般的です。
  • Professionalレベル:複数月にわたる学習期間が必要な試験です。Associate取得後のステップアップとして計画するとよいでしょう。

特定の学習時間の数値を記載することは、出典の確認が取れていないため避けています。試験日から逆算して、無理のないスケジュールを組むことをおすすめします。


体験者エピソード:どの資格から始めるか迷った話

社内にAWSとAzureを両方導入している会社に勤めているという方から聞いた話です。最初はどちらの資格を取るか迷い、まずAWS Cloud Practitionerに挑戦したそうです。「クラウドの概念全体が整理されて、Azureの仕組みを理解するうえでも土台になった」という声がありました。入門レベルの資格は特定のプラットフォームに限らず、クラウド全体への理解を深めるきっかけになることがあります。

このような経験から、「どのクラウドを選ぶか決められない」という段階であれば、まず1つの入門資格から始めてみることが、学習を前に進めるひとつの方法として挙げられます。


クラウド資格選びで後悔しないための注意点

最後に、資格選びで陥りやすい失敗を避けるための注意点を整理しておきます。

  • 古い教材で学習しない:クラウド技術は進化が速く、試験内容も頻繁に更新されます。特に2026年はAzureを中心に大きな資格再編が進行中です。受験前に必ず公式サイトで最新の試験番号・出題範囲を確認してください。
  • 廃止予定の資格に注意する:すでに廃止が発表されている試験(AZ-204など)を受験すると、取得直後に資格の位置づけが変わる可能性があります。後継資格を確認したうえで受験判断をすることをおすすめします。
  • 資格取得後の更新要件を把握しておく:各資格には有効期限があります。特にAzureのAssociate以上は1年ごとの更新が必要ですが、無料のオンライン評価で更新できるため、取得後も継続的にMicrosoft Learnを活用することが大切です。

まとめ:まず1つ、自分に合ったクラウド資格を選んでみてください

AWS・Azure・GCPの3つのクラウドプロバイダーはそれぞれ異なる強みを持ち、資格体系も少しずつ異なります。

  • 転職・市場ニーズ重視なら → AWSから始めるのが選択肢のひとつ
  • Microsoft環境・社内SE寄りなら → Azure Fundamentalsから
  • データ・AI方面のキャリア志向なら → GCPの資格を検討

迷ったときは、「今の職場でどのクラウドが使われているか」を最初の判断軸にするとよいでしょう。まずは入門レベルの資格から着手してみてください。体系的な学習の第一歩として、今の業務や目指すキャリアに合ったクラウド資格の学習を始めてみることをおすすめします。


免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定のサービスを推奨するものではありません。試験費用・試験番号・有効期限・制度内容は各プロバイダーの公式サイトの情報をもとにしていますが、制度変更等により内容が変更される場合があります。受験の際は必ず各公式サイトにて最新情報をご確認ください。本記事の内容は一例であり、理解度や学習環境によって成果には個人差があります。


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